玄関やリビングのインテリア小物として、可愛らしいリンゴのオブジェの作り方をご紹介致します。
その素材は、なんと「和紙」。シェルフの上や窓際に飾るだけで、和紙の優しい質感がインテリアに温もりを与えてくれますよ♪
初めて作る方にも分かりやすいように、工程ごとの写真を多く載せています。
また作ったリンゴオブジェを、さらに可愛く演出するアレンジ方法もご紹介していますので、ぜひトライしてみて下さい(^^)/

使用する和紙は、強靭な繊維が特徴の麻100%の和紙。
透け感のある薄口を使用する事で、和紙を重ね貼りした時につなぎ目が分かりにくくなります。


・赤色の麻和紙35g(1m×64cm ¥1200/枚 税抜でご用意可能。お問合せはこちらから)
・でんぷん糊(今回使用した糊はこちら)
・木工用ボンド
・ラップフィルム(サランラップ)
・マスキングテープ(セロハンテープでも可)
・ニッパー(コードや針金をきれいに切断できる工具)
・カッター
カットしたヘタは後ほど使用するので、無くさない様に保管してください。


上下のくぼみ部分もしっかりとラップを押し込んでください。
そうすることで、よりリンゴらしい仕上がりになります。


和紙の繊維を出しておくことで、貼り合わせた時につなぎ目が分かりにくくなります。
そのあと、下の写真のように和紙を細かくちぎっていきます。
初めて製作する場合は、一度に全てちぎらずに大きさを確認しながら行うと良いです。
大きさに決まりはありませんが、目安として大(約4〜3cm角)、細かな部分用の小(約2cm角)ほどが良いです。大きすぎると曲面でしわになりやすく、小さすぎると貼るのに時間がかかります。
角サイズである必要は無いので、思い思いにちぎって下さい♪

糊濃度が薄すぎると仕上がり時に硬さが出ません。
反対に濃すぎると乾きが遅かったり、和紙に糊がしみ込みにくく作業性が悪くなります。
でんぷん糊に和紙を浸し、軽く余分な糊を落としてからラップで包んだリンゴに貼っていきます。
くぼみの所には小さめにちぎった和紙を使い、指先でしっかりとくぼませます。
和紙の繊維が広がるように、内側から外側に向かってなぞると綺麗に貼れます。
隙間が無くなるまで、貼り重ねていきます。


下の写真は貼り終えた時のもの。
しっかりと、くぼみも出来ているのが分かります。


乾くと下の写真の様な感じになります。
濡れているときと比べると、明るい色味に戻りました。

写真のように、下側のくぼみはカットせずに必ず残しておいてください。
出来るだけ和紙だけカット出来るように、刃の入り具合を調整してください。
一度でカットしようと思わず、様子を見ながら少しずつ行います。



隙間が出来ない場合は、しっかりと切れていない可能性あります。必要に応じてカットしながら進めて下さい。


上側は全てカットされ、下側は一部カットされていないのが分かります。


隙間がしっかりとあいたら、くぼみに親指を入れて2つに割るようにします。
大きく隙間が空いたら、切り口に指をかけて形が崩れないように注意しながらリンゴを取り出します。
※形が崩れない様に注意






取り出した本物のリンゴは、この後スタッフが美味しくいただきました(#^.^#)
※リンゴの使い回しはせず、1回使用のみで行って下さい。



厚みが出てしまうので、貼り重ねず行います。
くぼみ部分も忘れずに和紙を貼ってください。


貼り終えると下記写真の様になります。
その後、風通しの良い日陰で自然乾燥させます。


和紙を貼った部分は、切れ間が分からなくなっています。







下の写真が貼り終えたときのもの。
もうどこがカットしたところか分かりません。
その後、風通しの良い日陰で自然乾燥させます。



開ける穴の大きさはヘタの太さに合わせます。
穴が小さすぎると入りませんし、大きすぎるとヘタが中にスポっと入ってしまうかもしれないので注意してください。ヘタを少し押し込んで入るくらいが丁度良いです。


Step1でカットしたヘタを用意し、根元にボンドを適量つけます。


先程開けた穴にさせば完成です!
※ボンドが乾くまでずれやすいので、気をつけてください。


ヘタに押ピンや目打ちなどで穴をあけ、ワイヤーの先端にボンドを付けて差込み取付けます。


ライトの大きさに合わせて、和紙リンゴの下をカットするだけで出来ます。
照明にする場合は、和紙の厚みを薄く仕上げると綺麗に光が透過してくれます。

ただし、使用する光源について一つ注意点があります。
熱の逃げ場がないので、電池式のLEDキャンドル以外は火災の原因となります。
※通常の電球照明はもちろん「コンセントに差すタイプのLED」であっても熱を帯びますので、絶対に使用しないでください。


今回、和紙を使ったリンゴ型オブジェの作り方をご紹介させて頂きました。
この本物を使って型を取る方法は、他のものにも応用が出来ます。
例えば、かぼちゃを使ったものだったり。


変わり種では、以前製作したこちらの壺。

※完成後、漆を塗って仕上げました。
左側が型として使用した本物の壺。右側が和紙の壺です。
本物は重さ十数kgはありますが、和紙の壺は470gと見た目からは想像できない軽さです。
フチの部分は少しやり方が異なりますが、基本的には今回と同じ方法で作られています。
和紙はアイディア次第で、様々なものに形を変えることが出来ます。
少しでも多くの方に和紙の魅力や、可能性が伝われば嬉しいです(#^.^#)
その素材は、なんと「和紙」。シェルフの上や窓際に飾るだけで、和紙の優しい質感がインテリアに温もりを与えてくれますよ♪
初めて作る方にも分かりやすいように、工程ごとの写真を多く載せています。
また作ったリンゴオブジェを、さらに可愛く演出するアレンジ方法もご紹介していますので、ぜひトライしてみて下さい(^^)/

使用する和紙は、強靭な繊維が特徴の麻100%の和紙。
透け感のある薄口を使用する事で、和紙を重ね貼りした時につなぎ目が分かりにくくなります。


【材料】
・リンゴ(ヘタを使用するので、出来るだけ長いもの)・赤色の麻和紙35g(1m×64cm ¥1200/枚 税抜でご用意可能。お問合せはこちらから)
・でんぷん糊(今回使用した糊はこちら)
・木工用ボンド
・ラップフィルム(サランラップ)
・マスキングテープ(セロハンテープでも可)
・ニッパー(コードや針金をきれいに切断できる工具)
・カッター
Step1:リンゴのヘタをニッパーでカットする
リンゴのヘタの出来るだけ根本部分をカットします。カットしたヘタは後ほど使用するので、無くさない様に保管してください。


Step2:リンゴをラップで包む
リンゴ全体をラップで密着するように包みます。上下のくぼみ部分もしっかりとラップを押し込んでください。
そうすることで、よりリンゴらしい仕上がりになります。


Step3:和紙をちぎる
あらかじめ、和紙の4辺をちぎっておきます。和紙の繊維を出しておくことで、貼り合わせた時につなぎ目が分かりにくくなります。
そのあと、下の写真のように和紙を細かくちぎっていきます。
初めて製作する場合は、一度に全てちぎらずに大きさを確認しながら行うと良いです。
大きさに決まりはありませんが、目安として大(約4〜3cm角)、細かな部分用の小(約2cm角)ほどが良いです。大きすぎると曲面でしわになりやすく、小さすぎると貼るのに時間がかかります。
角サイズである必要は無いので、思い思いにちぎって下さい♪

Step4:和紙を貼る
でんぷん糊の濃度は少しとろみがある程度に薄めて使用します。糊濃度が薄すぎると仕上がり時に硬さが出ません。
反対に濃すぎると乾きが遅かったり、和紙に糊がしみ込みにくく作業性が悪くなります。
でんぷん糊に和紙を浸し、軽く余分な糊を落としてからラップで包んだリンゴに貼っていきます。
くぼみの所には小さめにちぎった和紙を使い、指先でしっかりとくぼませます。
和紙の繊維が広がるように、内側から外側に向かってなぞると綺麗に貼れます。
隙間が無くなるまで、貼り重ねていきます。


下の写真は貼り終えた時のもの。
しっかりと、くぼみも出来ているのが分かります。


Step5:自然乾燥させる
日光のもとや熱風による乾燥は、和紙にも中身のリンゴにも良くないので、風通しの良い日陰で自然乾燥させます。乾きにくい場合は、扇風機を使うと早く乾きます。乾くと下の写真の様な感じになります。
濡れているときと比べると、明るい色味に戻りました。

Step6:乾燥後、カッターで切込みを入れる
カッターで切込みを入れて、中身のリンゴを取り出す工程です。写真のように、下側のくぼみはカットせずに必ず残しておいてください。
出来るだけ和紙だけカット出来るように、刃の入り具合を調整してください。
一度でカットしようと思わず、様子を見ながら少しずつ行います。



Step7:中身を取り出す
指先で軽く握るようにすると、隙間が空いてきます。隙間が出来ない場合は、しっかりと切れていない可能性あります。必要に応じてカットしながら進めて下さい。


上側は全てカットされ、下側は一部カットされていないのが分かります。


隙間がしっかりとあいたら、くぼみに親指を入れて2つに割るようにします。
大きく隙間が空いたら、切り口に指をかけて形が崩れないように注意しながらリンゴを取り出します。
※形が崩れない様に注意






取り出した本物のリンゴは、この後スタッフが美味しくいただきました(#^.^#)
※リンゴの使い回しはせず、1回使用のみで行って下さい。
Step8:割れた和紙リンゴを元に戻す(マスキングテープ使用)
隙間やズレがないように調節しながら、マスキングテープで左右3か所ずつ(計6か所)仮止めします。


Step9:割れたリンゴを元に戻す(和紙を貼る。1回目)
マスキングテープをさけ、カット箇所を覆うように和紙を貼っていきます。厚みが出てしまうので、貼り重ねず行います。
くぼみ部分も忘れずに和紙を貼ってください。


貼り終えると下記写真の様になります。
その後、風通しの良い日陰で自然乾燥させます。


Step10:割れたリンゴを元に戻す(和紙を貼る。2回目)
和紙リンゴがしっかりと乾いたら、マスキングテープをゆっくりとはがします。和紙を貼った部分は、切れ間が分からなくなっています。

「初めに切れ間に和紙を貼る。」
マスキングをはがした切れ間の部分に、和紙を覆うように貼っていきます。


「全体に和紙を貼る」
ちぎった和紙の残りを全体に貼っていきます。


下の写真が貼り終えたときのもの。
もうどこがカットしたところか分かりません。
その後、風通しの良い日陰で自然乾燥させます。



Step11:ヘタを付けて仕上げる
目打ちで和紙リンゴ上部のくぼみ(ヘタを取り付ける所)に穴をあけます。開ける穴の大きさはヘタの太さに合わせます。
穴が小さすぎると入りませんし、大きすぎるとヘタが中にスポっと入ってしまうかもしれないので注意してください。ヘタを少し押し込んで入るくらいが丁度良いです。


Step1でカットしたヘタを用意し、根元にボンドを適量つけます。


先程開けた穴にさせば完成です!
※ボンドが乾くまでずれやすいので、気をつけてください。


こんなアレンジも出来ます!
「葉っぱを付けて可愛らしさアップ♪」
和紙とワイヤーで作った葉っぱを付けると、より一層リンゴの雰囲気がでます。ヘタに押ピンや目打ちなどで穴をあけ、ワイヤーの先端にボンドを付けて差込み取付けます。


「リンゴのインテリア照明」
LEDキャンドルライトを使って照明としても使えます。ライトの大きさに合わせて、和紙リンゴの下をカットするだけで出来ます。
照明にする場合は、和紙の厚みを薄く仕上げると綺麗に光が透過してくれます。

ただし、使用する光源について一つ注意点があります。
熱の逃げ場がないので、電池式のLEDキャンドル以外は火災の原因となります。
※通常の電球照明はもちろん「コンセントに差すタイプのLED」であっても熱を帯びますので、絶対に使用しないでください。
最後に


今回、和紙を使ったリンゴ型オブジェの作り方をご紹介させて頂きました。
この本物を使って型を取る方法は、他のものにも応用が出来ます。
例えば、かぼちゃを使ったものだったり。


変わり種では、以前製作したこちらの壺。

※完成後、漆を塗って仕上げました。
左側が型として使用した本物の壺。右側が和紙の壺です。
本物は重さ十数kgはありますが、和紙の壺は470gと見た目からは想像できない軽さです。
フチの部分は少しやり方が異なりますが、基本的には今回と同じ方法で作られています。
和紙はアイディア次第で、様々なものに形を変えることが出来ます。
少しでも多くの方に和紙の魅力や、可能性が伝われば嬉しいです(#^.^#)
「和紙DIY用の製作材料ご用意しております」
個人の方はもちろん、教室やイベントで製作される際の染色和紙や糊などの材料をご用意いたします。そのほか作り方やご不明な事など、何かございましたらお気軽にこちらのフォーム、またはお電話・Faxにてお問合せ下さいませ。1日1回アイコンをクリックして頂きランキングUPにご協力ください。

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