MENU
オンラインショップWashiあさくらバナー
カテゴリー
アーカイブ
石川県金沢市にある和紙専門店「紙あさくら」の公式ブログです。暮らしを彩る様々な和紙インテリアや制作事例などを発信しています。

荒々しく優しい、揉み和紙の魅力

  • URLをコピーしました!

お客様からのご依頼で、天井に貼る揉み和紙を製作しました。

市場によく出回っている楮和紙の場合は、あらかじめ霧吹きなどでほんの少し水分を与えてから揉むと、キメ細やかなシワが出来ます。和紙によっては、水分をほんのりではなく、しっかりと含ませて揉む「水揉み」を行う事もあります。

水分を与えるといえば、以前のブログ記事で「和紙のシワの取り方」を解説しています。和紙に水分を与えることでシワをつける事も、綺麗にのばす事も出来るのです。

今回使用している麻和紙は、少し粗目の揉みしわをつける必要があったため、水分は与えずに行っています。下の写真は揉んでいる途中の状態ですが、山脈の様にもみえる中々面白い表情です。

もみ和紙加工の途中段階。山脈みたいですね
揉み加工途中の和紙

体重をかけてもむので、そこまで力はいりませんが、枚数が多くなると結構大変です。
慣れていない方だと翌日手首が筋肉痛になる事もあり、ひどい時には腱鞘炎になることもあります。

もみ和紙(粗目、裏打ちあり)
裏打ち加工を行い仕上げた揉み和紙

揉んだ後は裏打ちといって、フラットな和紙を裏側に貼り合せる事でシワが伸びないようにします。

同じ和紙でも、揉む事で表情がまた変わります。
例えば下記事例では、かなり粗目の揉み和紙を壁紙として使用しました。

もみ和紙加工の方法や、商品に関してご不明な事が御座いましたら
お気軽にお問合せ下さいませ。喜んでお応えいたします。

「 ご質問・お問合せ 」
商品に関するご質問やご相談など、お気軽にお問合せください。
フォームやメール、お電話、ファックスでも受付ております。
お問合せページはこちら>

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次